藤本壮介建築設計事務所による、2013年のイギリス・ロンドンのケンジントンガーデンにあるサーペンタインギャラリー主宰のサーペンタインパビリオンが完成・オープン致しました。10月20日迄のオープンです。

Photo: Iwan Baan
芝生の上に浮いた雲のような構造は、鋼製の細い白格子から作られています。

Photo: Iwan Baan
ライトアップすると、細い構造がより軽く見える効果があり、芝生の上に浮いた雲の印象がより強調される。
中は、訪問者が滞在して空間を楽しめるように、白格子にガラスを張ったベンチやアウトドアーテーブル・チェアーが並べられている。
景色を楽しみながらおしゃべりを楽しむ訪問者。
スチール製の白塗装された格子状の構造。シンプルな構造を幾つも組み合わせる事により、ジャングルジムのようなユニークな空間を創り出している。格子の中の鱗状の透明なポリカーボネートシートは、雨や直射日光を遮る役割をしている。
階段状の格子の構造。ガラス板を入れる事により、人々が立ったり登ったりする事が可能。
今朝の記者会見での藤本壮介氏のコメントはこちら:
敷地のケンジントンガーデンの自然と建築が融合したパビリオンの制作を試みた。この細いグリッド状の格子の全体の雰囲気は、木や森や雲のような自然の一部に調和するように、曖昧に存在して視界から見えなくなる。そこに、人工的な秩序と自然の秩序の美しい二重奏が奏でられる。

Concept Sketch (Sou Fujimoto)
プロジェクト概要
プロジェクト内容: パビリオン
所在地:イギリス ロンドン
プロジェクトチーム:
建築設計 : 藤本壮介建築設計事務所
建物写真 : Iwan Baan・Jim Stephenson
Via Dezeen